観光ネットワーク奄美の、夜の野生生物観察コースに参加しました。
7時にたつや旅館まで迎えに来てくれて、長雲に向かう道の途中。
今晩のメンバーは他に、ファミリー1組。あたしは助手席に座っていたので、自分でもあちこち見ながら動物を探したのですが、
さすが、ガイドさんはプロです。
次々、リュウキュウコノハズクや蛍を見つけて、
空をみてるかと思えば、すっごく細いヘビを道路脇に発見したり、めちゃめちゃ小さいカエルを避けて運転したり、
どこか別に、たとえば、こめかみ辺りにも目があるに違いない…
すっごいなー。
長雲自然観察の森に着きました。
ガイドのMさんが周りをチェックしてくれて、万が一ハブくんがいないかを確認してから車をおります。
焼酎を手にとって、お清めをしました。
そうだ。
森は本来、人の領域ではないのです。
…お邪魔します。
Mさん、ファミリー、あたし、と、1列になって進んでいく。
道をそれて薮に入らないように。
新月の夜は暗くて、背後からとりこまれてしまうんじゃないか、ふと不安になって、
懐中電灯でせわしなく、あたりを照らしてしまう、
闇をふり払うみたいに。
一つ目の池にはシリケンイモリがいて、すこし下ったところにある二つ目の池のほうからは、何か野太い鳴き声がする。
降りて行くと、オットンガエル。
さっき道路で見たような、小さなヘビもいる。
ヘビは水の上に浮いた木に乗っていて、少し木をつつくと、すぅーと泳いでいった。
長雲には2つの見晴らし台=トリデがある。
このとき、はじめて「もうひとつの」トリデに登った。
マサキ兄の言ってた、
あの場所。
星がきれいだけれど、なんとなく落ち着かない。
車に戻る道、(こういうとき、やっぱり女のひとは、頼れる人を本能で見分けるのかな)
自分の旦那さんと男の子のほうではなく、Mさんにぴったりついてく奥さんを無理矢理追い越して歩いた。
だって怖かったんだもん、実は。
ハブも3番目の人に噛みつくって聞いてるのもあるしさあ…
帰り道には、コノハズク、ハト、そしてルリカケス…
ハブが近づいたらわかるように、細い枝や電線に留まって寝るらしい。
だから見やすい位置にいるのは、けしてサービスではありません。そんなこと思うのあたしだけか…
このへんで、デジカメのバッテリー切れの音が聞こえてきた。何で?まだそんなに撮ってないはず…換えの電池持ってない…
もう市街地も近い、てゆう所に、クッカル(リュウキュウアカショウビン)のつがい。
クッカルを見るのは初めて。すごいうれしかった。電池切れだから、しっかり目に焼き付けとこう。
ヘビ・カエルには普通あんまり食いつく客はいないらしく、そこで一人夢中になってたのが、たぶん今回の敗因ですけれど、
でもK'NAのHPにキレイな写真でてるから、いいや。
たつや旅館に戻った時に、もう一度焼酎かりてお清めしました。