朝。
たつや旅館の焼酎パーティーで、すでに面識のある、
観光ネットワーク奄美のSさんが迎えに来てくれました。
金作原(きんさくばる)原生林と、マングローブカヌーツアーに出発です。
山に入る前に、公園でソテツの説明。オスとメスがあって、メスには朱色の実がついていた。まだ名瀬市街なのに、鳥もたくさんいます。1月はセキレイが多いみたい。
クチバシが細長くて、お尻を常に上下に弾ませてるトリが、すごい気になりました。ヤツはきっと心でハナウタ歌ってるにちがいないのだ。
そして鳥といえば。数日前、たつや旅館の窓から何気なく向かいのホテルの駐車場を見ると、車の屋根にコサギが止まってました…自然。
通り過ぎる集落の道のはじには、すごく短い間隔で、長い棒が置かれています。
ここでもんだい。
何のための棒でしょう…?
正解は、
ハブ見たら撃退するための用心棒!なのでした。
集落にもネズミなどの小動物を追って、また台風の雨で山から流されて、ハブが出ることがあるようです。こわいけど、生け捕りにするとお金がもらえるそうですよ。
過去1度だけ、金作原からの帰り道で出たハブの写真を見せてもらいました。
しかし、沖縄ではあんまりハブの話聞かないのに、奄美はドコでもハブハブハブハブ…言ってるなあ。
車は、ものすごい荒い道を登っていきます。左右にはクワズイモや、シダが茂ってる。この道は「スーパー林道」!山の尾根づたいに通っていて、どこの集落へも抜けられるようになっています。今の国道が整備されるつい最近まで、みんなここを越えていたのだそうです。
原生林は、本土の山に似た風景のなかに、南国を感じさせる植物が交ざりあっていました。琉球とヤマトが重なりあう奄美の人の文化と、リンクしてるかのようで不思議です。
巨大なシダ、ヒカゲヘゴ。
ゴジラの舞台です
金作原コースもそろそろ終わり、という頃、目の前を、やせた鳩くらいの大きさの青い鳥が横切りました。…ルリカケス!天然記念物です。一瞬なので写真はムリでした。
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part2に続きます