Sさん、Iちゃん、あたし、
それから1人旅のおじいちゃん2人で、宿は満室。
おじいちゃんのうち1人は、特攻隊で奄美上空を飛んで以来、
もし生き残れるなら、いつかこの島に来たい、
と思って、それ以来の初奄美!おおおー!
なんか、スバラシイ!!!
朝から荒れ気味の空。
Iちゃんのダイビングに便乗してシュノーケリングしようと思ってたけど、キャンセル。
(1月にCカードも取ったのに、お金がなくてペーパーダイバーまっしぐら…)
1月にたつやで知り合って、今月初め、あたしと入れ違いに再上陸していたKさんの、
嘉徳入り口にある看板に、心ない落書きを見つけた、
というメールを受けて、バスでそこに向かうことにしました。
バスに乗るときは落ち着いてた天気も、南部に向かうにつれて土砂降り。
目の高さまでしぶき、ってゆうか波?を上げて走るバス。なんかのアトラクションぽい。
問題の嘉徳入り口…なんだけど、ここで降りたらきっとフモトまで流されてしまう。
落書きを横目で見つつ、終点の古仁屋まで。
バスを降りたら小降りでした。何かまるで、あたしを嘉徳に近づかせない力でも働いてたかのよーに…
古仁屋からはカケロマ島に渡る船がでていますが、せっかくなら天気のいい時に行きたいので、本屋さんで時間つぶして折り返しのバスを待ちます。
なんか
前にも、こんなことがあったような?
今回は、恨ミシュランの神足裕司が書いた、って家に帰ってちゃんと読むまで信じてた神谷裕司さんの
奄美、もっと知りたい―ガイドブックが書かない奄美の懐と、
いかにも自費出版、なオフセット印刷の、「奄美今昔よもやま話」の2冊を買いました。
神谷さんのは、少しずつ興味のわいてきたシマの文化とか歴史とか唄とか…そして今、この島が抱えてる問題までも、
とにかく全部を教えてくれてるみたいな本。
シマのことで1冊選ぶなら絶対これがおすすめ。
古仁屋で「あくまき」をお土産にしたら、シマのひとを含む皆から大不評…はじめて食べたけど、なんかアンモニア臭のする、端午の節句の「ちまき」みたい。
お餅やさんは、二日後の節句のためのかしゃ餅(ふち餅、ともいうみたい)作りでフル稼働でした。もちろん、かしゃ餅も買ったよー。
お天気が悪いまま、帰りのバスへ。
また大降りになると怖いので(どんな天候だろーが、次のバスは、1時間後だしね)
途中下車をやっぱりあきらめると、過ぎてからすぐに、晴れてきた!
なんだか…
これがアマミコさまの意思なら、従うしかないね。
たつやは今夜の予約が取れなかったため、すぐ近くの安宿をあたってみました。
これが他のシマから出稼ぎに来てる人なんかの、長期滞在用民宿で…
タオルとか歯ブラシとかのアメニティーはゼロ、シャワー室はすりガラスでけっこう透けるし、前を人が通らないか気が気じゃなかった。
女の一人旅をするにあたって…たつや旅館の素晴らしさを、ほんとうの意味で、実感。
すぐにたつやの焼酎パーティーに逃げ込んで深夜まで居させてもらって、朝5時のフェリーに乗ったから滞在時間はほんの数時間。けど、緊張したなあ。
……
この日…に続きます