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オオトラツグミ さえずり一斉調査

オオトラツグミ、
日本で一番大きくて、一番絶滅に近いといわれているツグミ、
奄美大島とカケロマにしかいない鳥です。
ふだんは、風のあたらない谷あいで密かに暮らしているらしく、見るのは宝くじを当てるようなもの、と言う人もいるほど。
繁殖期のこの時期に、夜明け前の30分くらいの時間、
ほかの鳥の声にかき消されずに鳴き声が聞こえるので、
それをもとに生息数を推測しようと、奄美野鳥の会を主体にボランティアを募り、毎年一斉調査が行われています。
一時間半ほどの事前講習を受ければ、誰でも参加できると聞いて、行ってきましたよー。
いつも寝坊ばっかりしてますが、今日ばかりはAM2:30起床。
借りたCDで鳴き声の予習もしたんですけど、イマイチ…自信がありません。

調査は奄美大島の背骨の部分、山の尾根づたいに通っている、通称「スーパー林道」。
参加者ぜんぶで106名!
4班に分かれてAM4:00に集合し、それぞれ配置された場所に移動します。
二人一組でAM5:40にスタート、片道2キロの道を1時間で往復します。若者(?)は坂道、ってことで金作原に配置されたんですけど、運動苦手なあたしでも大丈夫なくらいの、ゆるやかな道です。
往きは真っ暗。懐中電灯で万が一のハブに気をつけながら…
夜明け前は、カエルとコノハズクの声がするほかは、静か。
CDの声を一生懸命思い出しながら、耳をすまして歩きます。
もうすぐ折り返し地点…てゆうところで、
「キョロン」
今の、もしかして!
遠くのほうで数回、鳴き声が聞こえました。

帰り道は、空が白んで来て…
と思ったら、一斉にいろんな鳥が鳴きはじめて…
すごい!
早起きもいいもんだ!って思える瞬間。
キビタキ、アカヒゲ、セキレイ…
こんなに隠れてたんだなあ。

スタート地点に戻って、ピックアップの車を待つ間には、
すぐそこの茂みから、オーストンオオアカゲラのドラミング(木をつつく音)。
隣の組は、途中でリュウキュウイノシシに遭遇したそうです。
今日は強い風がふいてて、すごく寒かったけど、
なんだかすごい充実感。
うーん、貴重な体験!

今年の調査結果は、
金作原11
川内15
神屋18
赤土山7
清水5

このうち、となり同士のエリアで同時に聞こえたものは同じ個体として、調整した結果は全部で47羽。
これは中間報告で、このあと専門家のかたのチェックが入るそうで、
最終的にはもう少し減って40羽くらいでは、とのことでした。
書いた人 靴屋 | comments(0) | trackbacks(0) |




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