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ダイアログ・イン・ザ・ダーク

東京・広尾のドイツ大使館の隣、もともと大学だった建物を使って、
ドイツに関する企画・展示が行われています。
今日はその中の、ダイアログ・イン・ザ・ダークに参加してきました。

目が慣れることのない真っ暗闇を、
視覚障害の方にガイドされて探索するワークショップです。
携帯や腕時計など、不意に音が出たり光ったりするものは持込禁止。
中では声でしか人を判別できないので、最初に念入りな自己紹介をします。
白杖(はくじょう)の使い方を教えてもらって、いざ中へ…
するとどうでしょう、あたしの胸元が光ってます。
しまった、蓄光の糸で刺繍が…(泣)
胸元むりやり丸めこんで、なんとか隠しました。はー。

ここでは、ガイドさんの声の方向を頼りにして進みます。
足下の感触、匂い、
お互いに声を出して進まないと、ぶつかってしまったりとか。
ガイドさんは、あたしたちの声だけで、
「もっと右ですよー」とか、的確な指示をしてくれます。
階段、点字ブロック、駅のホーム。
バーでは、見えないまま手探りで椅子を見つけて、やっと座ってるのに、
まるで見えてるみたいに、お酒をグラスについでもらったり、
この中では、ガイドさんがいないと何もできません。

最後に、薄暗がりの部屋に移ったときに、
目の見えるあたしたちは、それぞれ椅子1つに1人ずつ、当たり前に座りました。
椅子は8つ、あたしたちは7人で、ガイドさんの分が1つ空いています。
「それでは、私を空いてる椅子に誘導してください」と、ガイドさん。
はっとします。
立場の入れ替わる瞬間。
そうだ、どの椅子が空いているのか、
この人は見えないんだった。
実際の生活のなかでは、誘導してくれる声なんて、ゼロに等しいと思う。
白杖を車や自転車に轢かれたことも、「何度も」あるのだそうです。

今回は期間限定ですが、常設を目指しているそうです。
もし機会があったら、ぜひ参加してみてください。

書いた人 靴屋 | comments(1) | trackbacks(0) |




コメント

靴屋さん、ご無沙汰しています。
私は「立場の入れ替わる瞬間」のことを1年経っても忘れられません。人や社会とのつながりにおいて反省することがいろいろ出てきました。
ピッチ代理 | 2005/11/13 11:27 AM


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