かなしゃる島blog

ずっと、奄美大島で暮らしたい
カレンダー
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< June 2017 >>

最近のこと

カテゴリー

バックナンバー

Profile

コメントありがとう

最近のトラックバック

QRコード
<< あどけない話 | main | 帰省中 >>

奄美大島のお正月

ちょっと聞かれたので、わかる範囲で書いてみます。

今回は喪中のため、ちゃんとしませんが

年越しは、そばじゃなくて、豚の骨つき肉を塩漬けにして煮た「豚骨」(ウヮンホネ)。もともと各家で豚を一頭つぶしてたころの名残りで、家長が一番大きい肉(大腿骨のところあたりかな)を食べます。1度で食べきれない位大きいので、少しずつ、お正月に入っても食べます。

お正月は、三献(さんごん)から始まります。

 1 モチの吸い物
   (魚、モチ、エビ、卵、かまぼこ、など
    奇数の数の具を入れる。だしは魚系)
 2 刺身
   (刺身2切れとしょうがの薄切り一枚で、合わせて3切れ)
 3 肉の吸い物
   (鶏や豚などでだしを取ったもの。
    具は肉だけとか、あおのりが少し入るくらい)

あんまり自信ないけど、確かこんなんです

吸い物が2つ出るところが、すごく不思議。
ちなみに、これは奄美大島北部の風習で、南部では大きな吸い物椀が1つだそうです。

これは格式高いものなので、家長の仕切りで、1から順番にいただきます。1つのお椀を食べ終わるまでは、手に持ったままで、置いてはいけません。全て食べ終わるまでは無言なのが決まりです。

モチ何個食べれるか家族で競った、関東のお雑煮が懐かしいよぉ…

お正月は各家で宴会があって、お客様にも、まずこれが出されます。
つきあいが多くて何件も回る人でも、これだけはいただくのがマナー。
逆に、迎える家では、これを出さないと
「あの家は吸い物も出さんで…」

厳しいいいいい

これってなんか、全てにおいてユルイはずの島っぽくない。
実は薩摩の役人が持ち込んだ風習なんじゃないかなあ。
いかにも封建的。
南部の大きなお椀は、途中で置くのも自由みたいなので
役人の出入りが多かった北部だけ、厳しくなったんじゃないかな。
そもそも、何人前って数えて材料を用意しなきゃいけない料理って
ほぼ大皿料理の島では他に思い浮かばないし、
三献の、特にモチの吸い物には江戸懐石と似たような印象があって
武家の格式のようなものを感じます。


また、水道がない頃は、若水くみといって、
元旦の夜明け前の暗いうちから、
誰よりも早くと競って、一番若い水をくみに行ったそうです。
この水で身を清めてから、三献。

島では親戚づきあいも広いから、
お正月は、たくさんお年玉袋を用意して
いつでも渡せるように準備しないとです。
存在自体あんまり知らない人が、皆里帰りしてきたりして(泣)

旧暦も残ってるので、お正月飾りは旧正月まで飾っとく家もよく見かけます。
書いた人 靴屋 | comments(0) | trackbacks(1) |




コメント


コメントを投稿する














この記事のトラックバックURL

http://iurico.tblog.jp/trackback/207320
トラックバック

年末はお餅をついて年越しそばを食べて、お正月には真新しい服を着ておせち料理を食べる…。ところで、奄美の島々でもお餅を食べるの?おせち料理は作るの?門松は立てるの?気になる奄美のお正月を見てみましょう!
あまみんちゅ.com | 2009/01/07 2:04 PM




iurico_をフォローしましょう
オススメ
SWITCH Vol.20 No.6(JUNE 2002)
SWITCH Vol.20 No.6(JUNE 2002)

故郷での撮影とインタビュー、
シマ唄の解説、
ほかに、大島保克さんの記事も。

奄美、もっと知りたい―ガイドブックが書かない奄美の懐
奄美、もっと知りたい―ガイドブックが書かない奄美の懐

ガイドブックでは浅すぎ、専門書では難しすぎる奄美。
これは、読みやすくて、しかも知りたいことが詰まってます。

ムンユスィ―魂のふるさと 奄美の素顔
ムンユスィ―魂のふるさと 奄美の素顔

「ムンユスィ」
自然から学ぶこと、
世代を超えて伝わる智恵、
見えない何かを感じとること…
山川さらさん著。

REALSTEP
REALSTEP

SKA FLAMES。
メンバー2人が奄美出身です。
現在、ヘビーローテーション中。


奄美まるごと小百科―奄美をもっと楽しむ146項目
奄美まるごと小百科―奄美をもっと楽しむ146項目

奄美に赴任した小学校の先生、蔵満逸司さんの本。2006年4月に鹿児島に戻られましたけど…シマに残してくれたものは大きいです。

奄美食(うまいもの)紀行
奄美食(うまいもの)紀行

蔵満先生の奄美グルメ?本。





サーチする:  
Amazon.co.jp のロゴ
かめのための基本食テトラレプトミン220g
Link